放射線技師として働くには
放射線技師として働くにはどうすればいいのか、まずは資格を取るまでの流れについてみていきましょう。専門的な知識を学ぶための教育機関に入学する必要があります。また、資格取得後はどのような場所で働くことになるのかを確認しておきましょう。そのうえで、具体的な業務内容についても把握しておく必要があります。放射線を用いて、患者の健康を守っていきます。一見地味な仕事ですが、重要な役割を担う医療チームの一員として活躍していくことができます。
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学校に通って資格を取る
放射線技師として働くためには国家試験に合格しなければなりません。そのためには、学校に通って専門的な知識を学ぶ必要があります。大学や短大、あるいは専門学校に通って知識を積み、実習で実践的な技術を身につけます。理数系の分野ですが、もともと文系の人でも挑戦することができます。短大や専門学校は3年制ですが、大学は4年制です。勉強する時間の余裕や費用面など、人によってどちらが自分に合うかは違うかと思いますので、自身の状況にマッチするほうを選びましょう。
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放射線を用いて業務を行う
放射線技師は医師や歯科医師の指示をもとに放射線照射を行い、検査や治療に必要な画像を撮影していきます。以前までは医師や歯科医師自らが機器を操作していましたが、技術が高度化したことによって放射線機器を専門的に扱える人材が必要になりました。それが、放射線技師です。放射線を用いるものとして挙げられるのは「一般撮影検査(エックス線検査)」「CT(Computed Tomography)」「マンモグラフィー」などですが、最近は「MRI」などの放射線を用いない検査の機器を扱うことも増えてきました。
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チーム医療の一員として働く魅力
放射線技師は医師や看護師と連携しながら、放射線を用いて検査や治療に必要な画像を撮影していきます。そのため、チーム医療の一員として活躍することができます。より早く患者が健康を取り戻せるように尽力していくことになるので、人のために役立っているという実感を得やすいです。患者から直接感謝の言葉をもらえることもあります。また、医療現場になくてはならない存在として、仕事に対して確かな意義を持って取り組んでいくことができます。